レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/02/06 10:28
きょうも市場はトランプ関税への脅威を一服させており、米株式市場は落ち着いた値動きをしているほか、為替市場ではリスク回避のドル安が後退している。カナダとメキシコへの関税賦課が３０日間延期となっており、対中追加関税は発動しているものの、中国側もトランプ大統領の１期目の時よりは落着いた対応をしており、市場もひとまず冷静になっているようだ。今後、欧州がターゲットとなる可能性が高く、台風の目に入っているだけとの声もあるが。
そのような中、エコノミストからは、トランプ関税は市場が懸念しているほど最悪の結果にはならないだろうとの見解も出ている。そのため３－６カ月の見通しで、リスク資産にポジティブな見方をしているという。同エコノミストはマクロ経済的な背景は依然支援的でポジショニングも軽いと述べている。
とはいえ、今後数日間は中国との交渉を巡るヘッドラインは警戒され、次の関税交渉は欧州が主役になる。その場合は何らかの動揺が走る可能性も留意されると指摘している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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