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米大手証券、関税計画は米国...

米大手証券、関税計画は米国の価格にほぼそのまま転嫁されると指摘

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/02/11 22:35

 トランプ大統領はきのう、アルミ、鉄鋼への関税を発表した。大統領布告によると、新しい税率は米東部時間3月12日午前0時1分に発効する。基本的に、例外なく全てのアルミニウムと全ての鉄鋼に25%の関税を賦課する。

 米大手証券によると、今回の関税計画は、米国の価格にほぼそのまま転嫁されると指摘。米中西部の取引価格に上乗せされる地域別割増金は、1月の平均の1トンあたり529ドルから1036ドルに上昇する可能性があるという。ただ、供給自体への直接的な影響はなく、代替リスクも限定的だと分析した。

 また、関税は一次アルミニウムの生産を押し上げる効果的な方法ではないとも指摘。なお、今回の政策はロンドン金属取引所(LME)価格への直接的な影響はないという。

 米国内の鉄鋼価格も、港湾で課される関税の増加と国内利用率の増加により上昇。米国の鉄鋼輸入が国内生産で完全に代替されることはない。

 なお、年末までに銅に10%の関税が課される可能性は70%あると見ているという。ただ、市場は短期的にリスクを過大評価しているとも指摘した。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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