レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/02/20 10:21
米連邦政府機関での大規模な人員削減は、米労働市場全体に大きな打撃は与えないとの見方がエコノミストから出ている。その根拠として2011年から2014年にかけて、予算削減により米連邦政府の給与支払いが14万6000件減少した時期を例として挙げている。その期間の民間部門は不況からの回復の最中で700万の雇用が創出され、米連邦政府の雇用減少を容易に吸収したという。
バージニア州とメリーランド州では、失業保険申請が他の地域よりもやや多く、政府職員が新たな職を求める際に多少の摩擦があったことを示唆しているが、全体的には2011年から2014年の連邦政府の労働力削減はそれほど大きな問題ではなかったと結論づけている。
同エコノミストの集計によると、トランプ政権によってこれまでに解雇されたのは約2万6000人、それに加えて政府効率化省(DOGE)の退職パッケージを受け入れたのは7万5000人に上る可能性がある。
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