レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/02/25 22:59
マスク氏が率いる宇宙開発企業スペースＸは、連邦航空局（ＦＡＡ）の空域システムを支える情報技術ネットワークのアップグレードに向け、同社の衛星通信サービス「スターリンク」の提供を目指している。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。
ただ、マスク氏がトランプ政権に深く関与しているため、この取り組みについては利益相反の懸念が持ち上がっている。また、ベライゾン<VZ>が２０２３年に受注した同インフラアップグレードに関する２０億ドルの契約の行方についても疑問が生じているという。
マスク氏は先週、スターリンク端末４０００台のＦＡＡへの出荷を承認。ニュージャージー州アトランティックシティにあるＦＡＡの航空管制技術研究所では、すでに１台の端末が試験的に導入されているという。現在の取り組みでは、１２－１８カ月以内にプログラム全体を完全に機能させることを目指していると関係者は述べた。
ＦＡＡの広報担当者はこれらの報道内容を認め、アトランティックシティで１台、アラスカで２台の端末をテストしているという。同担当者によると、ＦＡＡはアラスカなどの遠隔地でより信頼性の高い気象情報を提供することなどを目的にスターリンクの利用を検討している。
マスク氏は「ベライゾンのシステムは機能しておらず、航空旅行者を深刻な危険にさらしている」とＸに投稿した。
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