レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/03/11 06:56
大手証券ストラテジストは、トランプ大統領の関税政策と財政削減への懸念から米株式市場は５％下落する可能性があると指摘した。Ｓ＆Ｐ５００が年前半に５５００ポイントを一旦割り込み、年末までに６５００ポイントまで回復するとのシナリオを描いている。
同ストラテジストは、景気後退が発生した場合は株価指数は２０％下落する可能性があるとも警告。「いまはまだその状況にはないが、事態は急速に変化する可能性があり、リスク管理のために弱気相場の下振れを認識しておくことは有益だ」と述べている。
同ストラテジストは昨年まで株式について弱気な見方をしていたが、今年はＳ＆Ｐ５００が年前半に５５００ポイント程度の安値をつけ、その後は年末までに６５００ポイントまで回復すると予想している。それは現行水準から１３％の上昇を意味するが、「良くなる前に悪くなる可能性のある成長リスクを市場が考慮し続け、そのため道筋は不安定になる可能性が高い」とも付け加えた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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