レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/03/11 09:24
ＮＹ連銀が先ほど発表した２月の消費者調査によると、米消費者の１年先のインフレ期待は３．１％と、前月の３．０％から小幅に上昇した。米消費者は短期的にインフレがやや上昇すると予想しており、家計に対する悲観的な見方も強めている。３年先、５年先のインフレ期待については３．０％で安定しており、ＦＲＢに安心感を与える可能性がある。
不法移民の取り締まりや関税などのトランプ大統領の政策が成長を鈍化させ、頑迷なインフレ圧力に拍車をかける恐れがあるため、インフレ期待は特に重要。米消費者は現在、ガソリン、食料品、医療費、家賃の値上がりが加速すると見ているほか、経済に対する警戒感や不安感も強めている。ＮＹ連銀は、家計は２月、１年先の経済状況について、より悲観的な見方が示されたと報告している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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