レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/03/25 08:04
米大手証券のストラテジストによると、このところのドル安が米企業の見通しを改善させ、今年に入り世界的に進んでいる大規模な米株からの資金流出を反転させる可能性があると指摘している。
S&P500は今月、2月高値から10%余り下落し、テクニカルな調整局面に入った。その後、緩やかに回復しているものの年初来では依然として3.6%のマイナスとなっている。これに対し、欧州株の代表的な株価指数であるストックス欧州600は8%を超える上昇となっている。
しかし、同ストラテジストは、近い将来から中期的な期間にこの流れが変わる可能性があると指摘。世界的な先進国の株価に対する相対的なパフォーマンスが米国株に有利に動く可能性があるとし、ドル安によって米国への資本還流が促され、米企業の見通し修正にとって追い風になるとの見方を示した。
米株安の要因として、米企業収益に対する悲観的な見通しがあり、年初からのアナリストの投資判断引き下げは引き上げよりも多い。しかし、同ストラテジストによると、この傾向にもすでに変化の兆しが見られるという。
また、昨年の株高をけん引したマグニフィセント7の調整も既に底を打ち、米国への資金流入を促す可能性があるとも述べている。海外の株式市場に資金が流出した理由の1つは、米株式市場の優秀な先頭集団のパフォーマンスが低下し始めたことで、このグループが相対的な強さを回復すれば、物色の矛先が再び米国へと戻るという。
株探ニュース
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。