レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/03/25 09:23
この日発表の3月調査の米PMI速報値で製造業が49.8と基準の50を下回った。関税関連の原材料費上昇に悩まされ再び縮小圏に陥った格好。発表元のS&Pグローバルは声明で「関税を巡る主な懸念はインフレへの影響で、3月調査はサプライヤーが関税関連の値上げを米国企業に転嫁することでコストがさらに急上昇することを示唆している」と述べた。企業コストは過去2年間で最も急上昇しており、工場ではコスト上昇分を顧客に転嫁する動きが強まっているという。
製造業が受け取る価格は2023年2月以来最も速いペースで上昇。仕入れ価格指数は約2年ぶりの高水準となった。人件費の上昇もコスト上昇の一因としている。生産は減少し、雇用は10月以来の減少。外国からの輸入品に対する関税引き上げを先取りしようとする企業の事例が減少したと生産者は報告し、受注の伸びは停滞に近づいた。
一方、需要の高まりもあり、サービス業は54.3に改善したものの、来年の見通しに関するセンチメントは2022年以来2番目に低い水準に落ち込んでいる。新規事業の回復と天候の好転がサービス業の指数を3カ月ぶりの高水準に押し上げた。同時に、関税の引き上げと連邦政府の歳出削減はさらなる不安を生み出している。
*米製造業PMI(3月・速報)22:45
結果 49.8
予想 51.7 前回 52.7
*米サービス業PMI(3月・速報)22:45
結果 54.3
予想 51.0 前回 51.0
*米コンポジットPMI(3月・速報)22:45
結果 53.5
予想 50.9 前回 51.6
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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