レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/04/08 06:31
米大手証券のエコノミストは、トランプ関税の発表を受け、米国のリセッション(景気後退)確率を引き上げ、次回の米利下げ開始予想を前倒しした。エコノミストは米GDP見通しを従来の1.0%から0.5%に下方修正。向こう1年間のリセッションの確率を35%から45%に引き上げた。
金融情勢の急激な悪化、海外消費者の不買運動、政策の不確実性の高まりで、企業の設備投資が従来の想定よりも大幅に落ち込む可能性が高いと分析している。
この予想の基本シナリオは、米国の実効関税率が計15ポイント上昇するとの想定に基づいている。しかし、9日に発効予定の関税の大半が、発表通りに実施された場合、実効関税率は20ポイント上昇するという。その場合は、予測をさらに変更する見通しだとしている。
そのほか、FRBは6月から3回連続で0.25%ポイントの保険的利下げを決定するとの見方に変更。従来は7月開始を予想していた。また、リセッションのシナリオの場合、向こう1年間に計2.00%ポイント前後の利下げを予想しているとも述べている。
リセッションの確率を各ケースで加重平均して算出した「確率加重予想」は現時点で、年内の計1.30%ポイントの利下げを示唆。従来の1.05%ポイントを上回るが、市場が織り込んでいる利下げ幅と同水準だという。
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