レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/04/08 03:30
（NY時間14:30）（日本時間03:30）
アップル<AAPL> 180.66（-7.72 -4.10%）
アップル<AAPL>は中国製品にかけられる関税の高さを相殺するために、インドから米国へのアイフォーンの輸出を増やす計画だと伝わった。ウォールストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）が関係者の話として伝えた。この調整は、同社がトランプ関税の適用除外を得ようと試みる中、短期的な応急処置として行われるという。同社は、サプライチェーンへの長期的な投資を変更するには、状況が不確実すぎると考えているとしている。
トランプ大統領の関税パッケージでは、中国からの輸入品には最低でも５４％の関税が課される一方、インド製品は２６％に留まっている。トランプ大統領は本日、中国が報復関税を撤廃しなければ、中国製品への関税を追加すると脅している。
アイフォーンは同社の代表的な製品で、同社の売上高の約５０％を占めている。同社は製造を中国に大きく依存していることから、関税の影響を懸念する投資家が動揺し、同社株は２０％下落し、過去２５年間で最悪の３日間となった。
アナリストによると、同社は今年インドで約２５００万台のアイフォーンを製造する予定で、通常であればそのうちの約１０００万台がインド国内市場に供給される。もし、同社がインドで製造されたアイフォーンをすべて米国向けに振り向けた場合、今年の米国における同端末の需要の約５０％を満たすことができるという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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