レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/05/02 00:18
この日発表の4月のISM製造業景気指数は48.7と、2カ月連続で50を下回る縮小圏での推移が続いた。ただ、市場予想は上回り、新規受注や雇用指数が予想外に上昇したことから、市場はポジティブな反応を見せている。
今回の数字はトランプ関税が貿易に与える影響に対する懸念が深まっていることを反映した。同指数は年初に50を回復し、製造業の回復期待を高めていたが、その期待を一部後退させている。
発表元の責任者のフィオーレ氏は「需要と生産が弱含む一方、サプライヤーの納期、在庫、価格を含む投入要因がさらに強化されている。これは経済成長にとって好ましい状況ではない」と指摘した。「需要と生産が後退し、人員削減が続いた。パネル企業の多くが不透明な経済環境に反応したためだ」とも述べている。
関税の影響で仕入れ価格の上昇がやや加速し、新規注文の受注残、サプライヤーの納期遅延、製造業の在庫増加を引き起こしたとも指摘した。
4月の新規受注、新規輸出、受注残はすべて縮小領域に留まっている。関税はパネル回答者の回答で最も大きな要因となっていた。「関税が事業運営に影響を及ぼしている。?具体的には、国境越えの遅延と、複雑で完全に理解されていない関税の計算だ」と輸送用機器の回答者は述べた。
その結果、われわれは関税を過払いしている可能性がある。関税の施行とその適用は突然かつ急激で、企業は対応に追われている」とも付け加えている。
*ISM製造業景気指数(4月)23:00
結果 48.7
予想 47.9 前回 49.0
新規受注 47.2(45.2)
生産 44.0(48.3)
雇用 46.5(44.7)
入荷遅延 55.2(53.5)
在庫 50.8(53.4)
仕入価格 69.8(69.4)
輸出 43.1(49.6)
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