レポート
配信元:フィスコ
投稿: 2025/05/02 08:07
*08:07JST 1日の米国市場ダイジェスト:NYダウは83ドル高、主要ハイテク企業決算を好感
■NY株式:NYダウは83ドル高、主要ハイテク企業決算を好感
米国株式市場は上昇。ダウ平均は83.60ドル高の40752.96ドル、ナスダックは264.40
ポイント高の17710.74で取引を終了した。
ソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)やソーシャルテクノロジー会社のメタ・プラットフォームズ(META)など主要ハイテク企業の好決算を好感した買いに、寄り付き後、上昇。その後も、対中貿易協議の可能性を期待した買いや、ウクライナとの資源協定提携が成長減速や地政学的リスク懸念を和らげ買い戻しが先行し、相場は終日堅調に推移し終了した。セクター別ではソフトウエア・サービスやメディア・娯楽が上昇した一方、不動産管理・開発が下落。
自動車メーカーのフォード(F)は4月の国内の売り上げ16%増を好感し、上昇。オンラインゲーム設計・開発会社のロブロックス(RBLX)は1日のユーザー数の大幅増加が好感され、上昇。百貨店のコールズ(KSS)は第1四半期で売上が改善、1株当たり損失も予想程落ち込まなかったが、取締役会が規則違反で最高経営責任者(CEO)の解任を発表し、上昇。企業向けIT管理ソフトウエアメーカーのサービスナウ(NOW)はアナリストが投資判断を引き上げ、上昇。
ハンバーガーチェーンのマクドナルド(MCD)は第1四半期の既存店売上が消費者の慎重な姿勢が響きパンデミック以来の最低水準に落ち込み、下落。自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は関税絡みの費用が50億ドル規模に達するとし、見通しを引下げ、売られた。
オンライン小売のアマゾン(AMZN)は取引終了後に第1四半期決算を発表。1株当たり利益が予想を上回ったが、第2四半期の営業利益見通しが市場予想を下回り、時間外取引で売られている。携帯端末のアップル(AAPL)は第2四半期のサービス収入予想が冴えず、売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:日銀の追加利上げ観測後退やリスク選好で円続落
1日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円14銭へ弱含んだのち、145円73銭まで上昇し、145円76銭で引けた。米先週分新規失業保険申請件数が予想を上回り2月来で最高となったため労働市場の減速懸念にドル売りが優勢となった。その後、米中貿易協議の可能性や4月ISM製造業景況指数が予想を上回ったため、警戒感が緩和しドルの買戻しが強まった。また、リスク選好の円売りに加え、日銀が2025年国内総生産(GDP)成長率見通しを大幅引き下げたことから、追加利上げ観測が後退し円の売り戻しにも拍車がかかった。
ユーロ・ドルは1.1339ドルから1.1266ドルまで下落し、1.1288ドルで引けた。ユーロ・円は163円37銭から164円46銭まで上昇。リスク選好や日銀の追加利上げ観測後退で円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3340ドルから1.3260ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8266フランへ下落後、0.8333フランまで上昇した。安全資産としてのフラン買いが後退。
■NY原油:反発で59.24ドル、需給緩和の思惑は後退
NY原油先物6月限は反発(NYMEX原油6月限終値:59.24 ↑1.03)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+1.03ドル(+1.77%)の59.24ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは56.39ドル-59.50ドル。ロンドン市場で56.39ドルまで下落したが、米国市場で需給緩和の思惑は後退し、59.50ドルまで反発。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 40.17ドル +0.29ドル(+0.72%)
モルガン・スタンレー(MS) 116.76ドル +1.34ドル(+1.16%)
ゴールドマン・サックス(GS)553.83ドル +6.28ドル(+1.14%)
インテル(INTC) 19.98ドル -0.12ドル(-0.59%)
アップル(AAPL) 213.32ドル +0.82ドル(+0.38%)
アルファベット(GOOG) 162.79ドル +1.90ドル(+1.18%)
メタ(META) 572.21ドル +23.21ドル(+4.22%)
キャタピラー(CAT) 313.96ドル +4.69ドル(+1.51%)
アルコア(AA) 24.54ドル +0.01ドル(+0.04%)
ウォルマート(WMT) 97.41ドル +0.16ドル(+0.16%)
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