レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/05/06 22:10
前日の米株式市場は10日ぶりに上げ一服となったが、先週までの連騰を本格的なリバウンド相場と見ている向きは少ないようだ。
最近の株式市場の反発は、マクロ経済の先行きに関する不確実性が依然として強い中、一部からは、その反発は信頼に欠けるものだとの指摘が出ている。これまでの経験則から、4月に記録した史上最も急激な月内反発は、既に上昇余地を尽くした可能性が高いという。
1980年以降、世界株式市場は下落相場の中での自律反発を複数回経験している。その自律反発は平均で44日間続き、14%の上昇を記録。正式にはまだ下落相場とは認定されていないが、今年の世界の株式の下落は4月7日に付けた日中安値からはすでに18%反転している。
株価動向は主に短期的なニュース、および急速に変化する関税問題が、企業決算や新たな評価基準を通じて、どのように経済全体の反映されるかの推測に左右されている。
多くの投資家は4月初旬に、関税に対する見通しが全く立てられなくなった中で、リスク回避を余儀なくされた。しかし、現在は多くが、ポジションが軽くなっている中で、急反発に追随する買いを迫られている状況にある。
米株式市場の直近の大きな下げ相場は2022年に経験しているが、その年を振り返ると、S&P500が5日間で5.5%超の自律反発を記録した11回のうち、平均して翌週か翌月までには下落して取引を終えているという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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