レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/05/15 23:13
＊米小売売上高（4月）21:30
結果 0.1％
予想 0.0％ 前回 1.7％（1.4％から修正）（前月比）
結果 0.2％
予想 0.3％ 前回 1.1％（0.8％から修正）（除自動車・前月比）
結果 0.1％
予想 0.3％ 前回 0.8％（0.5％から修正）（除自動車/ガソリン・前月比）
結果 -0.2％
予想 0.3％ 前回 0.5％（0.4％から修正）（コントロール・前月比）
米商務省が発表した４月の米小売売上高は前月比０．１％の上昇と僅かな伸びに留まった。４月に入って、米消費者が関税引き上げによる物価上昇を懸念し、自動車やスポーツ用品など、輸入品への支出を控えたことが影響している。
１３のカテゴリー中、７が減少となったが、輸入品の多い衣料品とガソリンが大きく減少。一方、自動車は前月の買い控えの後に僅かな減少に留まった。唯一のサービスカテゴリーであるレストラン・バーの支出は２カ月連続で増加した。
今回のデータは、消費者がトランプ関税に備えて買い物を増やした後に支出を控えたことを示唆している。エコノミストは「５月と６月の消費支出は、かなり弱含みになると予想される。小売業者は４月に関税に伴う価格上昇を見越した消費者の駆け込み需要に助けられたが、これは長続きしないだろう」と述べた。
なお、ＧＤＰの財支出を計算する際に使用される、いわゆるコントロール・グループの売上高は０．２％減少し、個人消費は第２四半期に弱いスタートを切ったことが示唆されている。コントロール・グループは、食品、自動車ディーラー、建材、ガソリンスタンドを除いた数字。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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