レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/06/06 22:38
（NY時間09:36）（日本時間22:36）
テスラ<TSLA> 298.19（+13.49 +4.74%）
テスラ<TSLA>が反発。前日はマスクＣＥＯとトランプ大統領が公の場で激しい口論の応酬を繰り広げ、同社株も大幅安となっていた。トランプ大統領は、マスク氏の率いる企業への政府契約の打ち切りの検討を表明。マスク氏も国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）へ貨物や人員を輸送してきたスペースＸの宇宙船「ドラゴン」を退役させると表明していた。
ただ、その数時間後にマスク氏が態度を軟化させ、トランプ大統領との間に冷却期間を設ける可能性を示唆したことで、本日の同社株は買い戻されている。
Ｘのユーザーの１人がマスク氏の投稿に対し「こんなやり取りは残念だ。あなた方は二人とももっと優れている。頭を冷やして、数日距離を置いたほうがいい」と返信。これに対し、マスク氏は「良いアドバイスだ」と応じ、「分かった。ドラゴンは退役させない」とコメントした。
発端は、マスク氏がトランプ大統領の看板政策である大型減税・歳出法案に対して共和党は反対すべきだと繰り返し訴えたこと。法案の中には電気自動車（ＥＶ）の購入者への最大７５００ドルの控除が年末までに廃止されることが盛り込まれている。これによりテスラの年間の利益が最大１２億ドル減少する可能性も指摘されている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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