レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/06/10 04:55
ロンドンで9日午後に始まった米中協議は、明日10日も続けられることになった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。ロンドン時間午前10時に再開されるという。
米国側は中国からレアアース輸出規制緩和の確約が得られれば、一部のハイテク製品に対する輸出規制解除を検討する用意があることを示唆している。
ハセット国家経済会議(NEC)委員長は「ロンドンの協議では握手の後に、米国の輸出規制が緩和され、中国は多くのレアアースを供給する見通しだ」とインタビューで答えていた。
これは米国側が一部歩み寄りに応じる用意があることを明確に示した発言とみられる。ただ、AIに用いられるエヌビディア<NVDA>の先端半導体については、規制緩和の対象外である点をハセット委員長は強調した。
「極めて高性能なエヌビディアの製品についてはこの限りではない」とし、AIサービス訓練向けの「H2O」チップに関しては規制を維持すると言明した。その上で「私が話しているのは他の半導体に対する輸出規制措置で、こちらの製品も中国にとっては非常に重要だ」と述べた。
トランプ政権は、半導体設計ソフトウエア、ジェットエンジン部品、化学物質などを対象とした一連の規制措置を撤回する用意があると、事情に詳しい関係者が明らかにした。これらの措置の多くは、米中間の緊張が高まる中でここ数週間に講じられていた。
一方、トランプ大統領は協議に先立ち、ハイテク製品など最近導入した対中輸出規制について、解除に向けた交渉を行う権限をベッセント財務長官ら交渉団に付与したとも伝わっている。
米国側からはベッセント財務長官、ラトニック商務長官、グリア通商代表部(USTR)代表が出席。中国側は何立峰副首相が率いる交渉団。
今回の交渉にラトニック商務長官が加わったことは、トランプ氏がハイテク規制の一部を見直す用意があることを示唆している可能性があるという。
株探ニュース
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