レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/06/12 03:47
世界各国・地域の中銀の準備資産に占める金の比率が、初めてユーロを抜いて第2位に浮上した。中銀による記録的な購入と目覚ましい価格上昇が背景にある。
世界の外貨準備に占める金の割合は市場価格ベースで2024年末時点に20%に達し、ユーロの16%を上回った。ECBが通貨の国際的地位に関する年次評価で明らかにした。ドルの比率は46%で緩やかな減少傾向が続いている。
金価格は2022年終盤以降、2倍に上昇。中銀による積極購入が一因。中銀など各国の公的機関は過去3年間に、年間ベースで1000トン余りを購入。これは22年より前の平均購入ペースの2倍に当たる。これにより、こうした機関の金保有量は1970年代以来の水準に回復した。
ECBは「2022年のロシアによるウクライナへの全面侵攻をきっかけに、準備資産としての金需要が急増し、その後も高水準を維持している」と説明した。
ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、G7通貨で保有していた同国の外貨準備が凍結されたことから、一部の中銀は西側の金融システムへの依存を減らす動きを見せた。インフレの脅威などもこうした動きを後押しした。
株探ニュース
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