レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/06/26 01:24
本日はパウエルＦＲＢ議長の上院での議会証言が前日の下院での証言に引き続き実施され、先ほど終了したが、議長は「関税が消費者物価に及ぼす影響を、ＦＲＢとしていまだ見極め切れていない」と述べていた。問題は誰が関税を負担することになるかだと発言。「そのうちのどの程度がインフレとして表面化するのか。率直に言って、それを前もって予測するのは非常に困難だ」と述べた。
トランプ大統領は政策金利を大胆に引き下げるよう圧力を一段と強めており、ウォラーＦＲＢ理事やボウマン副議長（銀行監督担当）からは、インフレが抑制されていれば７月利下げの可能性にも言及していた。
しかし、パウエル議長は今週の証言で、堅調な景気と関税がインフレに及ぼす影響の不確実さを挙げ、利下げを急ぐ必要はないとの見解を改めて示している。
短期金融市場では７月の可能性は低いものの、９月の０．２５％ポイントの利上げを完全に織り込んでおり、年内は２回以上の利下げの可能性も織り込んでいる状況。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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