レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/06/26 21:07
大手投資会社の最高投資責任者(CIO)は、年後半に株式市場が過去最高値にさらに近づくか、あるいはそれを超えると自信をのぞかせている。AIの効果によるインフレ低下を理由に挙げた。
「AIは史上最大の技術革新だと思う。個人的な見解だが、それはインフレが大きく低下することを意味する」と述べた。同氏は、AIによる生産性向上が、関税によるインフレ圧力を打ち消すと予測。関税は米経済にとって一時的な調整に過ぎず、長期的な問題にはならないとの見解も示している。
また、米経済はリセッション(景気後退)に陥る可能性が低いとも主張。理由として、米経済はモノよりもサービスに成長を依存しており、モノの方がより景気循環の影響を受けやすいためだと説明した。
イスラエルとイランは停戦こそしているものの、依然として不安定なほか、関税引き上げでドルに下押し圧力がかかるなど、いくつかのマクロ的な課題は残っている。しかし、それらを乗り越えて株式市場はさらに上昇すると見ているようだ。
「S&P500は2024年にドイツDAXの時価総額にほぼ匹敵するリターンをあげた。国際的な投資家と話すと、ある程度、米国債からは分散を図っているが、米株式からは離脱していない。なぜなら他に選択肢がないからだ」と述べている。
同氏はまた、2025年の金融政策に一部の投資家が失望する可能性にも言及。FRBは今年9月から年内に2回しか利下げしないと予想。これは、関税による一時的な影響をFRBが注視しているためだという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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