レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/07/01 00:39
ベッセント財務長官は現在の米国債利回り水準を踏まえると、政府が長期債の発行を増やすのは理に適っていないとの見方を示唆した。一方、インフレ鈍化に伴い、イールドカーブ(利回り曲線)全体が低下するだろうとの見方も示した。ブルームバーグが伝えた。
長官は長期債の発行増額について問われ、「その必要はないだろう」と回答。「それは21年や22年にしておくべきだったことだ」と述べた。
長官は昨年、当時のイエレン財務長官が短期債への依存を強めていると繰り返し批判していた。選挙前の経済をてこ入れするために長期の借り入れコストを低く抑えることが、その目的だと主張していた。そのベッセント氏も財務長官になってからは、イエレン氏の国債発行戦略を継承している。
また、年末までの10年債利回り水準をどう予想するか問われ、ベッセント長官は多くの要因次第だとしつつ、「インフレの低下に伴い、利回り曲線全体が平行してシフトダウンする可能性があると考えている」と答えた。
FRBの政策については、「当局者はハンドルを握りながら凍り付いているようだ」と表現。「22年に国民を失望させたことから、FRBは足元ばかりを見ており、前を向いていないことが懸念される」と述べた。
長官はまた、「関税に起因するインフレは一切見られない」とも主張し、消費者物価に与える影響に関して、「輸入関税ほど一過性のものはない」と述べた。
株探ニュース
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