レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/07/01 23:17
(NY時間10:16)(日本時間23:16)
サークル<CRCL> 182.07(+0.78 +0.43%)
ステーブルコイン発行のサークル・インターネット<CRCL>が小幅続伸。同社は6月5日の上場以来、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せ、IPO価格31ドルに対して、一時300ドル近くまで急騰していた。ただ、6月末にかけては調整の動きも出て伸び悩んでいた。
同社は前日に、米国でナショナル・トラストバンク(信託銀行)の設立を目指していると発表した。承認されれば自社の準備金の保管者(カストディアン)としての業務が可能になり、連邦銀行免許を取得した暗号資産企業としては、2021年に条件付き承認を受けたアンカレッジ・デジタル・バンクに続く2社目となる。
新たに設立予定の銀行は「ファースト・ナショナル・デジタル・カレンシー・バンク」と呼ばれ、機関投資家向けにデジタル資産のカストディ(保管)サービスを提供する計画で、連邦当局の監督下に置かれることになる。
同社は「ドルは本質的に、米国からのグローバルな輸出商品だ。ステーブルコインや信託業務に連邦の監督が及ぶという保証があれば、米国内だけでなく国際的な対話においても確実性が高まり、規制の調和を追求する上での重要な舞台になる」と述べている。
米国通貨監督庁(OCC)によると、同社は6月30日に正式な申請書を提出し、通常30日間の意見公募期間を経た後、120日以内に判断されるのが一般的だという。
同社のステーブルコイン「USDC」は時価総額で2番目に大きく、約600億ドルの準備資産に裏付けられている。この資産は現金と短期米国債の組み合わせで構成されており、3月末時点で約90%がブラックロックの運用する「サークル・リザーブ・ファンド」に保有されているという。カストディアン(保管者)はバンク・オブ・ニューヨーク・メロン。
【企業概要】
ステーブルコインインフラ、銀行・準備金管理インフラ、ブロックチェーンインフラ、開発者サービスアプリケーションプラットフォームで構成されるCircleステーブルコインネットワークを提供する。大手金融機関やテクノロジー系機関との提携を通じて、Circleステーブルコインの普及と採用を促進。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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