レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/07/02 01:10
米上院はトランプ大統領の減税・歳出削減法案を可決した。上院は「ワン・ビッグ・ビューティフル・ビル」と呼ばれる３．３兆ドル規模の減税・歳出削減法案を、賛成５１票・反対５０票の僅差で可決。投票は同数となり、決定票をヴァンス副大統領が投じた。
この法案は、４．５兆ドルの減税と１．２兆ドルの歳出削減を組み合わせたもので、トランプ大統領の立法課題をすべて１つのパッケージにまとめた内容。
しかし、法案成立は下院では保証されていない。保守派はさらなる歳出削減を求めている一方、穏健派はメディケイド（低所得者向け医療保険）などの社会的セーフティネットへの削減に懸念を示している。
下院の共和党議員らは、トランプ大統領の税制法案に対する上院での修正に異議を唱えており、ジョンソン下院議長がこの法案を７月４日までに可決させるための課題が浮上している。
トーマス・マッシー、ウォーレン・デービッドソン、アンディ・ハリスなど複数の共和党議員は、同法案が財政赤字に与える影響に懸念を示しており、反対票を投じる可能性がある。
また、デビッド・バラダオ、ドン・ベーコン、ニック・ラロータら他の共和党議員も、メディケイド（低所得者向け医療保険）の削減や州・地方税控除（ＳＡＬＴ）に関する条項について懸念を示しており、反対票を検討している模様。
株探ニュース
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