レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/07/03 21:05
米下院共和党は3日未明に、税制・歳出削減法案を前進させるための重要な手続き上の関門を突破した。深夜を過ぎても採決を継続し、大統領本人とその側近たちが議員の説得に奔走した。
下院は最終的に賛成219票、反対213票で「最終採決に向けた動議」を可決。この法案には、共和党が公約として掲げた減税措置、バイデン政権時代のクリーンエネルギー優遇策の段階的廃止、不法移民対策が含まれる。
審議は即座に開始され、ワシントン時間の木曜朝にも最終採決が行われる可能性がある。スムーズに行けば、トランプ大統領が自ら課した7月4日の期限に間に合う見通し。
共和党が上下両院を制しているにもかかわらず、この法案には財政保守派やスイング州の中道派からの反発があった。特にメディケイド(低所得者向け医療保険)や社会的セーフティネットの削減に対して懸念が集まっていた。結果として、ジョンソン議長が失った共和党票はペンシルベニア州選出のフィッツパトリック議員1人に留まった。
多くの共和党議員の懸念材料となったのがコスト面。上院で可決された法案は、議会予算局(CBO)の試算によれば、財政赤字を3.4兆ドル増やす見通しで、下院の以前の案の2.8兆ドル増よりも負担が大きいとされている。
修正を加えて共和党内の支持を広げると、再び上院での再採決が必要になり、期限の7月4日に間に合わなくなる可能性あった。そのため、ホワイトハウスは議員の懸念に対して、法案本文の修正ではなく、大統領令や将来の法案による対応を模索した。
トランプ大統領は、法案に反対する共和党議員を「自己顕示欲の強い議員」と非難し、再選支援を取り止める可能性を示唆している。
株探ニュース
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