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S&P500、年後半に12%下落との予想

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/07/07 23:40

NY株式7日(NY時間10:40)(日本時間23:40)
S&P500 6254.11(-25.24 -0.41%)

 ストラテジストはレポートで、S&P500が年後半に12.4%下落し、5500まで落ち込むと予測している。レポートは、S&P500が独立記念日前の木曜日に過去最高値を更新して取引を終えた直後に出された。

 米国の一時的および変動の大きい要素を除いた実質コアGDPが年後半に急減速すると予想しており、これはS&P500の調整局面と強く関連して来たと述べている。また、実質所得の減速と設備投資の落ち込みによって、個人消費の減速が起き、年後半の個人消費の伸びは1%未満に鈍化し、S&P500の大幅な調整につながるとしている。

 IT・ハイテク企業が1990年代のバブル期よりも利益を出しているという事実にもかかわらず、調整は起こるとし、「問題は割高なバリュエーションにある」と述べている。また、コアGDPが減速し、インフレが粘着的に高止まりするという想定では、第1四半期に見られたようなスタグフレーショントレードが再び優位になるとも述べた。

 トランプ政権は保護主義的な経済政策を強めており、インフレやFRBの利下げ期待の後退が投資家の不安材料となっている。パウエル議長は先週、「トランプ政権による関税がなければ、すでに利下げしていただろう。関税の規模を見て政策金利を据え置くことにした。関税の影響で米国のインフレ見通しは大幅に上方修正された」と述べていた。

 なお、同ストラテジストは、こうした市場環境下では、生活必需品、公益、ヘルスケア機器関連株といったディフェンシブ銘柄を選好するとしている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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