レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/07/09 01:35
NY連銀の研究者たちは、パンデミックにより金融システムが混乱した2020年に、FRBが米国債市場の安定化を目的として実施した債券購入について振り返った。その結果、FRBは米国債を購入する際に、通常よりもかなり有利な価格で取引できていたことが明らかになった。
具体的には、1回の購入あたり額面100ドルに対しておよそ15セントのディスカウント(割引)を得ていた。これは通常より大幅に大きな割引率となる。NY連銀の調査チームによると、2020年にFRBが実施した2兆ドル規模の米国債購入において、この割引により米納税者はおよそ30億ドルの節約ができたという。
このような結果が得られた背景について、同チームは以下のような理由を挙げている。売り手はFRBを好ましい取引相手とみなしていた。ディーラー(金融機関)は現金確保のために売却に積極的だった。FRBは他の買い手以上に流動性が低い(あまり好まれない)国債を買い取ることに前向きだった。
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