レポート
配信元:フィスコ
投稿: 2025/07/14 07:42
*07:42JST NYの視点:【今週の注目イベント】米英日加CPI、米小売、中国GDP、G20など
今週は米トランプ政権の欧州連合(EU)などへの対応が待たれる中、関税策の行方を睨む。ただ、8月1日までは交渉が進むことを考えると、為替はレンジ内で上下する可能性が強い。
連邦準備制度理事会(FRB)の大半の当局者はトランプ政権の関税がインフレにつながると懸念している。米シカゴ連銀のグールズビー総裁は新たな関税により利下げが遅れる可能性にも言及。パウエル議長は関税により、夏にかけてインフレが上昇すると見ている。今週は米国の6月の消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)などの重要インフレ指標、また、輸入価格指数などが注目材料となる。さらに、小売売上高は5月のー0.9%からプラス改善が予想されており、堅調な労働市場に支えられ消費の底堅さが示されるとドルを支援する可能性がある。
また、FRBがインフレ指標として注目している燃料や食品を除いたコアCPIは前年同月比では+2.9%と、5月から加速する見通し。予想通りとなると、FRBの利下げに慎重な見解を正当化することになる。
英国や日本、カナダのCPIも注目材料。英国では、6月のCPIの前年比伸び率が5月と同じ3.4%にとどまる見込み。また、労働市場のデータは賃金上昇圧力のさらなる鈍化が示される見通し。日本のCPIは鈍化見通しで追加利上げ観測が後退すると円の売戻が強まる可能性がある。
主要20か国(G20)財務相・中銀総裁会合が南アフリカで開催されるが、ベッセント米財務長官は不参加となる。
■今週の主な注目イベント
●G20財務相・中銀総裁会合、南アフリカで開催(ベッセント米財務長官は不参加)
●米国
15日:CPI、NY連銀製造業景気指数、コリンズ米ボストン連銀総裁がMABEで講演、ローガン米ダラス連銀総裁が講演、バーキン米リッチモンド連銀総裁が講演
16日:PPI、鉱工業生産、連邦準備制度理事会(FRB)が地区連銀経済報告書ベージュブックを公表、ウィリアムズ米NY連銀総裁が金融政策や経済見通しで基調演説、ハマック米クリーブランド連銀総裁が講演、バーキン米リッチモンド連銀総裁が講演、
17日:小売売上高、輸入物価指数、失業保険申請件数、企業在庫
デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が司会
18日:住宅着工件数、ミシガン大消費者信頼感指数
●欧州
14日:EU貿易相会合
15日:ユーロ圏鉱工業生産、独ZEW期待指数
17日:ユーロ圏CPI
●英国
15日:リーブ英財務相が新たな保険市場計画を議会で発表、ベイリー英中銀総裁が講演
16日:CPI
17日:失業保険申請件数、失業率
●日本
14日:機械受注、鉱工業生産
17日:日本貿易収支
18日:CPI
●中国
14日:貿易収支
15日:GDP、小売売上高、鉱工業生産
●加
15日:CPI、住宅着工件数
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