レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/07/15 22:15
*米消費者物価指数(CPI)(6月)21:30
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 0.1%(前月比)
結果 2.7%
予想 2.6% 前回 2.4%(前年比)
結果 0.2%
予想 0.3% 前回 0.1%(コア・前月比)
結果 2.9%
予想 2.9% 前回 2.8%(コア・前年比)
先ほど発表の6月の米消費者物価指数(CPI)は総合指数で前月比0.3%と前回から上昇した。ただ、コア指数は前月比0.2%と予想を下回っている。コア指数が予想を下回るのは5カ月連続となる。
自動車価格の下落が、関税の影響を受けやすい他の耐久消費財(玩具、家具、家電、衣料など)の価格上昇を打ち消した格好となっているが、自動車を除いたコア財価格は0.55%上昇し、2021年11月以来最大の月間上昇幅。今回の数字は、関税の影響が本格化しつつあることを示唆しているとの見解も出ている。
ただし、予想を下回るインフレ指標が続いていることから、トランプ関税政策が消費者物価全体にどの程度広範に影響するかについては疑問も残る。一部企業は、関税発動前に在庫を積み増したり、コスト上昇分の一部を利益率低下という形で吸収することで、消費者への価格転嫁を回避している。
インフレが予想以下に留まったことで、トランプ大統領がFRBに対する利下げ要請をさらに強める可能性はある。一部のFRB高官は、2週間後のFOMCで利下げに前向きな姿勢を示しているが、委員の間では、関税による価格上昇が一時的なショックに留まるのか、より持続的なものとなるのかで意見が分かれており、当面は据え置きが濃厚となっている。
ストラテジストは「関税によるインフレ押し上げ効果は一時的なものに留まる可能性が高いと思われるが、FRBは少なくとも数カ月は様子見を続けるのが賢明だ」と述べている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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