TOPパンくず区切り記号米国株パンくず区切り記号ニュースパンくず区切り記号

アルバートソンズが決算受け...

アルバートソンズが決算受け下落 販促活動が利益圧迫=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/07/16 03:22

(NY時間14:22)(日本時間03:22)
アルバートソンズ<ACI> 20.80(-1.34 -6.03%)

 スーパーマーケットのアルバートソンズ<ACI>が下落。取引開始前に第1四半期(6月14日締め)の決算を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。値下げを含む販促活動による利益圧迫が、既存店売上高の予想上振れや通期の売上高見通しの上方修正といった好材料を打ち消した。

 同社は決算発表後のコンファレンスで、競合他社からの販促攻勢が継続していること、さらに会員制量販店やバリューチェーン(低価格志向の小売業者)からの圧力も感じていると説明。

 「消費者は引き続きお得感を求めている」とし、「販促品の販売が増えており、これは以前から続いている傾向だ」と述べている。第1四半期の販売数量は前四半期から改善したものの、前年比では依然としてマイナスとなっている。

 関税については、同社が調達する商品の90%超が国内製造としつつも、原材料コストが消費財メーカーの製造コストに影響を与えているとも述べた。

 同社はこの先の原価上昇が見られ始めているとし、その第1の防衛策は、ベンダー(取引先)と協議し、コスト上昇要因を分析・分解し、妥当性を検証することにあると説明。また、必要に応じて代替供給元や他の商品を探す方針も示した。関税の影響が手に負えないレベルになれば、最終的には価格転嫁も検討せざるを得ないとしている。

(第1四半期・6月14日締め)
・既存店売上高:2.8%増(予想:2.1%増)
・1株利益(調整後):0.55ドル(予想:0.53ドル)
・売上高:248.8億ドル 2.5%増(予想:246.9億ドル)
・EBITDA(調整後):11.1億ドル(予想:10.9億ドル)
・粗利益率:27.1%(予想:27.5%)
・総店舗数:2264店(予想:2270店)

(26年度通期見通し)
・既存店売上高:2.0~2.75%増(従来:1.5~2.5%増)(予想:2.1%増)
・1株利益(調整後):2.03~2.16ドルを維持(予想:2.11ドル)
・EBITDA(調整後):38~39億ドルを維持(予想:38.7億ドル)

【企業概要】
 米国内でAlbertsonsやSafeway、その他のブランドの店舗を運営し、食品および医薬品の小売りを行う。店舗内コーヒーショップ・専用配送センター・製造施設・オンラインプラットフォームも運営し、店舗では、ベーカリー・デリ・花などの付加価値サービスを提供する。
 
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

関連銘柄

銘柄名称

株価

前日比

21.01

(08:57)

-1.12

(-5.06%)

この銘柄の最新ニュース

最新人気記事

TOPパンくず区切り記号米国株パンくず区切り記号ニュースパンくず区切り記号

アルバートソンズが決算受け...