レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/07/16 22:18
＊米生産者物価指数（PPI）（6月）21:30
結果 0.0％
予想 0.2％ 前回 0.3％（0.1％から修正）（前月比）
結果 2.3％
予想 2.5％ 前回 2.7％（2.6％から修正）（前年比）
結果 0.0％
予想 0.2％ 前回 0.4％（0.1％から修正）（コア・前月比）
結果 2.6％
予想 2.7％ 前回 3.2％（3.0％から修正）（コア・前年比）
先ほど発表の６月の米生産者物価指数（ＰＰＩ）は、総合、コアとも予想外の前月比変わらずとなった。旅行関連サービスのコストが大きく低下したことで、モノの価格上昇を相殺している。
前日の米消費者物価指数（ＣＰＩ）では関税引き上げの影響が、家庭用品や家電、レジャー関連商品などに波及している兆候が見られていた。
今年これまでのところ、インフレは穏やかに推移しているが、多くのエコノミストは、企業が貿易コスト上昇を価格転嫁する動きを強める中で、今後インフレが徐々に進行する可能性を見ている。今回のＰＰＩのデータは、メーカー各社が関税コストを顧客にどこまで転嫁できるかで慎重姿勢を崩していないことを示唆する内容ではあった。
サービス価格は前月比０．１％低下。低下の半分以上は、宿泊サービスの４．０％の低下によるもの。航空旅客サービスも２．７％低下し、これは２０２４年５月以来の最大の落ち込みとなった。
ＰＰＩの一部はＦＲＢがインフレの指標として重視するＰＣＥ価格指数の算出に使われている。航空運賃など、ＰＣＥに反映される分野の価格動向は６月にまちまちだった。また、株価上昇に伴いポートフォリオ管理手数料が増加。一方、医療関連サービスの価格変動は比較的落ち着いていた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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