レポート
配信元:フィスコ
投稿: 2025/07/18 07:43
*07:43JST NYの視点:米6月小売売上高の回復は値上げが影響か、フィリー連銀製造業景況指数でも物価上昇
米商務省が発表した6月小売売上高は前月比+0.6%と、3カ月ぶりのプラスに改善した。伸びは予想を上回り3月来で最高となった。国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車、建材、給油、外食を除いたコントロールグループは前月比+0.5%。2カ月連続のプラスで3月来で最高となった。
5月低調だった自動車など他の物の売り上げ回復が指数を押し上げた。ただ、弱い信頼感や消費者の支出に慎重な姿勢を鑑み、エコノミストは需要の回復ではなく、値上げが影響した可能性を指摘した。食品や飲料などへの支出は、3カ月平均を上回った。
また、米7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は15.9と、予想外に4カ月ぶりのプラス。2月来で最高となった。主要項目の新規受注が18.4と前月の2.3から大幅上昇したことが指数を押し上げた。同時に仕入れ価格は58.8と41.4から上昇。販売価格も34.8と29.5から上昇した。6か月先の仕入れ価格予想は75.3と、68.9から上昇。2022年1月来で最高を記録した。販売価格は59.4と4月来で最高となった。
クーグラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事やデイリー米サンフランシスコ連銀総裁も根強いインフレに懸念を示したが、インフレがくすぶっている証拠も見られる。トランプ大統領による利下げ圧力が強まっているが、FRBは7月連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置くことは現時点でほぼ確実とみられる。
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