レポート
配信元:フィスコ
投稿: 2025/07/23 07:49
*07:49JST NYの視点:米7月地区連銀製造業指数はまちまち、ISMは小幅改善予想、リッチモンド連銀製造業は落ち込む
米7月リッチモンド連銀製造業指数は-20と、6月-8から改善予想に反して悪化し、昨年8月以降ほぼ1年ぶりの低水準となった。5カ月連続のマイナス。重要項目の新規受注は-25と2024年8月来で最低となったほか、出荷は-18と、コロナで経済封鎖された2020年5月来で最低となった。雇用は-16と昨年9月来で最低。
同時に、企業は将来の需要には注意深く楽観的。6か月後の出荷見通しは小幅増加した。ただ、雇用を巡り見通しは一段と悪化しており、労働市場のリスクになり得る。
現状の価格は下落。見通しでは関税の影響などでの上昇が見込まれている。関税によるインフレ懸念は根強い。
7月リッチモンド連銀製造業指数は悪化したことに対し、フィラデルフィア連銀製造業指数は3月来のプラス、NY連銀製造業指数は2月来のプラスに改善した。このため、8月1日に発表される全米製造業動向をあらわすISM製造業指数は49から49.5と、若干改善が予想されている。
◆米7月リッチモンド連銀製造業指数:-20(6月―8)
出荷:-18(-5)
新規受注:-25(-12)
受注残:-30(-18)
設備稼働:-14(-5)
雇用:-16(-6)
賃金:17(21)
在庫水準:商品16(10)、原材料17(26)
物価:材料価格:5.65%(6.1%)、販売価格:3.16%(3.57%)
6か月見通し
出荷:11(6)
新規受注:9(6)
受注残:-9(-17)
設備稼働:9(1)
雇用:-10(-4)
賃金:46(44)
在庫水準:商品9(5)、原材料3(9)
物価:材料価格:5.67%(5.21%)、販売価格:4.19%(3.91%)
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