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エンフェーズが決算受け大幅安 第3四半期の売上高見通しが予想下回る 税控除が終了の影響=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/07/23 23:26

(NY時間10:25)(日本時間23:25)
エンフェーズ<ENPH> 37.30(-5.20 -12.25%)

 太陽光関連機器のエンフェーズ・エナジー<ENPH>が大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。予想を下回る第3四半期の売上高見通しを公表したことが嫌気されている模様。

 同社は、トランプ大統領による大規模な経済法案により住宅所有者向けの税控除が終了することを受けて、米住宅用市場が来年20%縮小すると見ている。

 コサンダラマンCEOは決算説明会で、「太陽光発電や家庭用蓄電池の導入を検討している住民は、来年以降も税優遇の対象となる第三者リースによる資金調達に移行する必要がある」と警告した。「来年はリース市場がやや拡大し、現金やローンによる購入市場は大幅に縮小すると思う」とも語っている。

 政府の支援撤廃は、すでに逆風に直面していた住宅用太陽光業界に追い打ちをかけている。高金利が長期化し、住民がパネルを購入するコストが上昇していたことも背景にある。今月初めに可決された税制・歳出法により、住宅用太陽光購入に対する税優遇は年末で終了。ただし、パネルをリースする場合は、2027年まで税優遇を受け続けることができる。

 アナリストは「今年の住宅用太陽光設置は約13%の増加を予想。これは、住民が終了前の税控除を活用しようとしているためだ。しかし、2026年には市場が35%縮小すると見ている」と述べた。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.69ドル(予想:0.63ドル)
・売上高:3.63億ドル(予想:3.59億ドル)
・粗利益率(調整後):48.6%(予想:44.3%)
・営業利益:3700万ドル(予想:2480万ドル)
・マイクロインバーター出荷台数:153万台(予想:160万台)
・バッテリー総出荷量:190.90MWh(予想:164.34MWh)

(7-9月・第3四半期)
・売上高:3.30~3.70億ドル(予想:3.72億ドル)

【企業概要】
 太陽光発電・貯蔵・通信を同一プラットフォーム上で管理するホームエネルギーソリューションを設計、開発、製造、販売し、エネルギーの自己消費、設置の簡素化、システム稼働時間の向上等を実現する。監視と制御の為の半導体ベースのマイクロインバータは、世界の住宅・商業用システムに導入されている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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