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GEベルノバが決算受け大幅高 通期ガイダンスを上方修正 上振れ余地も=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/07/23 23:56

(NY時間10:56)(日本時間23:56)
GEベルノバ<GEV> 628.27(+79.28 +14.44%)

 発電システムのGEベルノバ<GEV>が大幅高。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、売上高およびフリーキャッシュフロー(FCF)の見通しを上方修正した。受注残が50億ドル以上増加し、ガスタービン装置とスロットの予約契約は50ギガワットから55ギガワットに拡大したといている。

 同社は声明で「販売量、価格、そして生産性向上により、投資および関税の影響を上回る形で利益は大きく拡大した」と述べた。FCFの黒字はEBITDAの改善によるが、前年比では一時的な仲裁金の払い戻しや運転資本の正の寄与の減少によ減益となったとしている。

 通期の見通しには現在想定されている関税と、それに伴うインフレの影響を反映させたとしている。インフレの影響は、軽減策を考慮した上で3-4億ドルの下限に近づいていると見ているという。

 アナリストは「上方修正されたガイダンスには上振れ余地がある」と指摘。また、「今回のガイダンスの上方修正はパワーおよび電化部門のEBITDAが6%上振れたためで、風力発電部門も第3四半期には損益均衡となる可能性があり、このセグメントにとっての転機となるかもしれない」とも付け加えた。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益:1.86ドル(予想:1.67ドル)
・売上高:91.1億ドル 11%増(予想:88.0億ドル)
  パワー:47.6億ドル(予想:46.2億ドル)
  風力:22.5億ドル(予想:21.7億ドル)
  電化:22.0億ドル(予想:21.0億ドル)
・EBITDA(調整後):7.7億ドル(予想:7.25億ドル)
・FCF(調整後):1.94億ドル(予想:3.41億ドル)

(通期見通し)
・売上高:360~370億ドルの上限付近(従来:360~370億ドル)(予想:370.4億ドル)
・EBITDAマージン(調整後):8~9%(予想:8.7%)
・FCF(調整後):30~35億ドル(従来:20~25億ドル)(予想:24億ドル)

【企業概要】
 OECD諸国をはじめ世界各国で、陸上・洋上風力や水力を含む、より信頼性が高く持続可能な電力システムを構築し、発電・送電・調整・変換・貯蔵を行う製品とサービスを提供する。電化と脱炭素化、需要増への対応、排出量の抑制・削減を通じたエネルギー転換の推進など、顧客の具体的な取り組みを支援する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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