レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/07/24 00:38
＊米中古住宅販売件数（年率）（6月）23:00
結果 393万件
予想 400万件 前回 404万件（403万件から修正）
この日発表の６月の米中古住宅販売件数は年率換算で３９３万件と予想を下回り、９カ月ぶりの低水準となった。住宅価格が記録的な高水準にあり、ローン金利も高い中、消費者が購入を躊躇している状況が続いている。
発表元の全米不動産業者協会（ＮＡＲ）は「過去数年に渡る供給不足が住宅価格を記録的な高値に押し上げている。住宅ローン金利も依然高水準にあり、住宅販売が景気サイクルにおける低水準に留まる状態が続いている」と述べた。「新学期が始まる前に引っ越しを済ませたいとの需要があり、この時期は通常、住宅価格が高くなる傾向にある」とも語った。
米国の中古住宅市場は、今後もしばらく低調な動きが続きそうだ。住宅ローン金利は７％近くで推移し、住宅価格は５年前から５０％近く上昇している。在庫は今年に入って増加しているが、多くの住宅所有者は低金利で借りたローンを手放すことに消極的になっている。
販売価格が提示価格を上回った住宅の割合は全体の２１％と、５月の２８％から大幅に低下。提示価格の高騰で買い手が購入に慎重になっていることが示唆されている。
また、市場に出てから１カ月未満で買い手が決まった物件の割合は５９％。前月は６０％だった。地域別では、西部を除く全地域で販売が減少していた。
株探ニュース
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