レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/07/25 06:19
トランプ大統領が本日FRB本部を訪問し、パウエル議長が改修工事現場を案内した。トランプ大統領は視察の際、パウエル議長と金利水準について話し合ったとした上で、パウエル議長の解任は不要だと語った。トランプ大統領はパウエル議長が金利について正しい対応を取ると認識しているという。
FRBは来週29、30両日にFOMCを開く予定。トランプ大統領は、FRBが今年に入り政策金利を据え置いていることを繰り返し批判。また、大統領と側近らは、FRB本部の改修工事費用が当初予算から大きく膨らんでいる点を攻撃の材料としている。
トランプ大統領は現場視察中のパウエル議長とのやり取りについて、費用超過に関する口論を大きく扱わない姿勢を見せた。一方で、この機会を利用して再び利下げを求める主張を展開。トランプ、パウエル両氏が改修プロジェクトの費用を巡り公の場で口論した視察の後も、トランプ大統領はパウエル議長との間に緊張関係はないと主張し、プロジェクトに関する問題はFRBトップを解任するには恐らく十分な理由にはならないとの見解を示した。
両氏は白い工事用ヘルメットを着用し、建設現場の一部を歩いて回りながら、記者団にコメント。トランプ大統領が記者団に対し、改修費用が31億ドルに膨れ上がったと述べると、パウエル議長は首を振って否定。トランプ大統領が新たな見積もりの詳細を記したとする紙を渡そうとしたが、パウエル議長はその額には完成済みの建物も含まれていると反論した。
また、自身の建設プロジェクトで管理責任者が予算を超過したらどうするかと記者団から問われたトランプ大統領は、「一般的に言ってクビにするだろう」と答えた。
トランプ大統領は金融政策に言及し、「金利を下げてほしいと思っている。それ以上何を言える」とコメント。また「個人攻撃をしたいわけではない」とした上で、「ただ早く完成してほしいだけだ」と語った。
株探ニュース
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