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アップルが決算 アイフォーンが予想上回ったほか中国も復調示す ただ、株価は下げに転じる=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/08/01 22:53

(NY時間09:50)(日本時間22:50)
アップル<AAPL> 207.07(-0.50 -0.24%)

 アップル<AAPL>が前日引け後に4-6月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。アイフォーンが予想を上回る売上高を示したほか、サービス部門の売上高も予想を上回った。また、地域別でも各地域で予想を上回る売上高を示し、苦戦が続いていた中国でも予想を上回る売上高を示した。

 同社は以前、第3四半期に関税の影響で9億ドルの逆風があると見込んでいたが、今回の決算はその関税やAI領域での出遅れへの懸念を和らげる内容となった。中国市場も復調も見せており、現地メーカーの台頭による逆風の中でも巻き返しを図っている。

 ただ、株価は決算発表後に時間外で上昇していたが、全体相場が下落する中で、同社株も下げに転じている。

 以下はアナリストのコメント。

 今回の決算は大きな前進で、今後1年間のアイフォーン17の製品サイクルに向けて、中国という重要地域で大きな改善が見られた。ただし、AI戦略が依然として重要な鍵を握る。

 第3四半期の製品の売上は8.2%増となり、コンセンサスを約7%ポイント上回ったが、これは関税による価格上昇への懸念から、販売の前倒しが起きたためと考えられる。一方、サービス部門の売上高が2桁増だったことから、アップストアの手数料引き下げが目立った影響を与えていないことが示唆されている。

 サービス部門の成長加速により一部安心感が得られるだろう。ただし、売上高の上振れは販売の前倒しが要因かどうかで議論が分かれるだろう。

 今回の見通しは投資家の懸念を和らげた。同社のファンダメンタルズは健在で、次年度に控える「アドバンスドSiri」、「フォルダブルフォン」、「ビジョンプロ2」という3つの製品投入は好材料。

 過去2年以上で最も力強い四半期決算と見通しを発表した。例年であれば7-9月期は強気派が勢いづく四半期だが、関税や規制の不透明感が払拭されるまでは、株価が大きく上昇するとは見込んでいない。

(4-6月・第3四半期)
・1株利益:1.57ドル(予想:1.43ドル)
・売上高:940.4億ドル(9.6%増)(予想:893.0億ドル)
  製品:666.1億ドル(8.2%増)(予想:623.6億ドル)
   アイフォーン:445.8億ドル(予想:400.6億ドル)
   Mac:80.5億ドル(予想:73.0億ドル)
   iPad:65.8億ドル(予想:70.7億ドル)
   ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:74.0億ドル(予想:77.8億ドル)
   サービス:274.2億ドル(予想:268.5億ドル)
    米大陸:412.0億ドル(予想:387.1億ドル)
    欧州:240.1億ドル(予想:228.7億ドル)
    大中華圏:153.7億ドル(予想:151.9億ドル)
    日本:57.8億ドル(予想:57.6億ドル)
    その他・アジア太平洋:76.7億ドル(予想:68.5億ドル)
  研究開発費:88.7億ドル(11%増)(予想:85.9億ドル

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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