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パランティアが好決算受け上昇 一方、強い内容も割高との指摘も多い=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/08/05 22:41

(NY時間09:41)(日本時間22:41)
パランティア<PLTR> 174.22(+13.56 +8.44%)

 情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しを上方修正している。米民間部門は13億ドル超の売上を見込んでいる。

 カープCEOは株主向けの書簡で「この急勾配の上昇は、言語モデルの登場、それを支える半導体、そしてAIの力を現実世界のオブジェクトや関係に結びつける、われわれのソフトウェアインフラが見事に融合した結果だ」と述べた。

 同社は長年に渡り、米政府の主要な契約業者としての役割を果たしてきた。米軍だけでなく、ウクライナ軍とも協力し、新興の防衛技術スタートアップ企業との提携も進めている。カープCEOは「われわれが防衛技術にコミットしている点を強調し、米国を西側諸国の中で最も重要な国としたうえで、それは守られなければならない」とも論じた。

 アナリストのコメントは以下の通り。強い決算ではあったものの割高との見方が多いようだ。

 同社は米民間部門の成長加速によって特に強い決算を発表した。ただし、バリュエーションは、まるで別の惑星にあるようで、楽観的な成長シナリオとさえ乖離している。

 同社は力強い決算を発表。売上高の伸び加速は8四半期連続。売上高の加速とAI分野でのリーダーシップは引き続き株価の支援材料になり得るが、バリュエーションには慎重姿勢を取っている。

 同社は堅調な四半期決算を発表し、通期見通しも上方修正した。米民間部門が際立った存在となっている。同社は業績目標を達成しているものの、株価はマルチプルを押し広げており、同業他社と比べて大幅に割高。

 今回の決算は、同社がAI革命を支える新たなプラットフォームであることを裏付け、売上高の伸びも8四半期連続で加速。同社は、30%超の売上高の伸びと40%超のFCFマージンを維持できる複数の成長ドライバーを持っており、AI革命における構造的な勝者と引き続き見ている。ただし、株価は引き続き高いボラティリティが予想されることから、押し目買いスタンスを推奨。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.16ドル(予想:0.14ドル)
・売上高:10.0億ドル 48%増(予想:9.39億ドル)
  米政府向け:4.26億ドル 53%増
  米商業契約:3.06億? 93%増
・営業利益(調整後):4.64億ドル(予想:4.04億ドル)
・EBITDA(調整後):4.71億ドル(予想:4.10億ドル)
・FCF(調整後):5.69億ドル

(7-9月・第3四半期見通し)
・売上高:10.8~10.9億ドル(予想:9.85億ドル)
・営業利益(調整後):4.93~4.97億ドル(予想:4.17億ドル)

(通期見通し)
・売上高:41.4~41.5億ドル(従来:38.9~39.0億ドル)(予想:39.1億ドル)
  米民間部門:13.0億ドル超
・営業利益(調整後):19.1~19.2億ドル(従来:17.1~17.2億ドル)(予想:17.2億ドル)
・FCF(調整後):18~20億ドル(従来:16~18億ドル)

【企業概要】
 米国の防衛・諜報機関のアナリスト向けに、信号インテリジェンスソースから機密情報提供者のレポートに至るまでのデータパターンを識別するソフトウェアを提供する。また、同社のプラットフォームは、商業企業の大規模プロジェクト関連において、データの中央オペレーティングシステムにも対応する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


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