レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/08/05 23:52
この日発表の7月のISM非製造業景気指数は50.1と予想を下回った。サービス業が需要低迷とコスト上昇に直面し、人員削減に踏み切ったことを示している。注目の雇用指数は46.4に低下し、過去5カ月のうち4回目の縮小領域を記録。パンデミック以降で最も低い水準の1つとなった。先週の弱い米雇用統計を追認する内容。一方、仕入価格は2022年10月以来の高水準となっており、スタグフレーションを示唆する内容でもあった。
新規受注も50.3まで低下し、ほぼ停滞状態となっている。受注残は5カ月連続で縮小し、在庫は拡大したがそのペースは鈍化。在庫センチメント指数は4ポイント近く低下して53.2となり、2023年10月以来の低水準となった。
業種別では輸送、卸売、金融など11のサービス業種が拡大を報告した一方、宿泊・飲食サービスを筆頭に7業種が縮小を示した。
今回のISM指数は、関税の引き上げ、消費者の慎重姿勢、トランプ大統領の政策に起因する不確実性に直面しながら苦戦するサービス業の姿を映し出している。
ISMサービス業調査委員会のミラー委員長は声明で「今回の結果は引き続き緩やかな成長を示しており、調査回答者は季節要因や天候の影響が業績に悪影響を与えたと指摘していた」と述べた。回答者の間で最も多く挙げられた話題は依然として関税の影響で、価格が上昇したと報告された商品の種類が目立って増加した。
*ISM非製造業景気指数(7月)23:00
結果 50.1
予想 51.5 前回 50.8
新規受注 50.3(51.3)
雇用 46.4(47.2)
入荷遅延 51.0(50.3)
仕入価格 69.9(67.5)
輸出 47.9(51.1)
輸入 45.9(51.7)
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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