レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/08/15 21:45
米大手銀のストラテジストは、現在の記録的な上昇を続ける米株式市場は、来週のジャクソンホールでのFRBの経済シンポジウムで、市場の期待通りにFRBからハト派なシグナルが出たとしても、利益確定売りにさらされやすい状態だと指摘している。
労働市場の弱体化や米国の債務負担軽減を目的に、FRBが利下げに動くとの楽観的見方から、株式から仮想通貨、社債まで、リスク資産への資金流入が加速している。
来週のジャクソンホールでの会合で、パウエル議長が市場の期待通りにハト派な発言をしても、市場は「うわさで買い、事実で売る」展開となり株価が下落する可能性があるという。
今週発表された米消費者物価指数(CPI)が落ち着いた内容となり、9月の利下げ観測が高まったことが追い風となった。ただし、前日の生産者物価指数(PPI)は依然として高水準を示し、こうした観測はやや後退しているものの、短期金融市場では依然として90%超の確率で利下げが織り込まれている。
また、その米大手銀の調査によると、8月13日までの1週間で米国株ファンドに約210億ドルが流入し、前週の約280億ドルの流出から反転。世界の株式ファンド全体では260億ドル超を集め、年間ベースで過去3番目に大きい流入ペースとなっている。
同ストラテジストは最近、株式市場にバブルが形成されつつある可能性を警告しており、インフレヘッジやドル安への備えとして、金、コモディティー、仮想通貨、新興国資産が最大の恩恵を受けると見ている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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