レポート
配信元:フィスコ
投稿: 2025/08/21 08:19
*08:19JST 20日の米国市場ダイジェスト:NYダウは16ドル高、ハイテクが引き続き重し
■NY株式:NYダウは16ドル高、ハイテクが引き続き重し
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は16.04ドル高の44938.31ドル、ナスダックは142.09ポイント安の21172.86で取引を終了した。
セクターローテーションと見られる取引が続き、寄り付き後、まちまち。ハイテクが引き続き重しとなり相場は下落も、一部小売り決算が支えダウは下げ止まった。ナスダックは終日軟調に推移。終盤にかけダウはプラス圏を回復しまちまちで、終了した。セクター別では不動産管理・開発、エネルギーが上昇した一方、テクノロジー・ハード機器が下落。
ディスカウント衣料小売りのTJX(TJX)は四半期決算で収益が前年比で増加、予想を上回ったほか、通期1株当たり利益見通し上方修正が好感され、上昇。ホームセンター運営のロウズ(LOW)は第2四半期決算で調整後の1株当たり利益が予想を上回り、上昇。レンタカー会社のハーツ・グローバル(HTZ)はディスカウント小売のアマゾン(AMZN)との提携で中古車をオンライン販売する計画が報じられ、買われた。競合のエイビス・バジェット・グループ(CAR)や中古車販売のカーバナ(CVNA)は下落。アマゾン(AMZN)も売られた。
カジュアルアパレルメーカーのゲス(GES)はブランド管理会社オーセンティック・ブランズ・グループと全額現金での買収・非公開化で合意したと発表し、上昇。ディスカウント小売のターゲット(TGT)は第2四半期決算で売上高と既存店売上高がいずれも前年同期比で減少、客足の一段の悪化で売り上げ減速見通しを再確認し売られた。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は、中国のベストセラーSUV6人乗り「モデルYL」の国内販売を行わない可能性をマスク最高経営責任者(CEO)が指摘し、売られた。
連邦準備制度理事会(FRB)が公表した7月末開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、大半の参加者が雇用よりもインフレリスクのほうが大きいと判断したことが明かになった。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は一時147円割れ、リスク警戒感強まる
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円55銭から146円87銭まで下落し、147円42銭で引けた。リスク回避の円買いや連邦準備制度理事会(FRB)がハト派に傾斜するとの思惑で米国長期金利の低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した7月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で参加者が依然インフレリスクを警戒していることが明かになり、ドル売りが後退。
ユーロ・ドルは1.1640ドルから1.1674ドルまで上昇し、1.1648ドルで引けた。ユーロ・円は171円94銭から171円34銭まで下落。ポンド・ドルは1.3496ドルから1.3448ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8073フランから0.8031フランまで下落。
■NY原油:反発で63.21ドル、原油供給減少のリスク残る
NY原油先物9月限は反発(NYMEX原油9月限終値:63.21 ↑0.86)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+0.86ドル(+1.38%)の63.21ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは62.39ドル-63.55ドル。ウクライナ戦争終結への期待は残されているが、原油供給減少のリスクは除去されていないため、調整的な買いが観測された。通常取引終了後の時間外取引では主に63ドル台前半で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 48.35ドル +0.27ドル(+0.56%)
モルガン・スタンレー(MS) 144.12ドル +0.05ドル(+0.03%)
ゴールドマン・サックス(GS)720.68ドル -0.70ドル(-0.09%)
インテル(INTC) 23.54ドル -1.77ドル(-6.99%)
アップル(AAPL) 226.01ドル -4.55ドル(-1.97%)
アルファベット(GOOG) 200.19ドル -2.30ドル(-1.13%)
メタ(META) 747.72ドル -3.76ドル(-0.50%)
キャタピラー(CAT) 420.59ドル +4.50ドル(+1.08%)
アルコア(AA) 29.33ドル -0.52ドル(-1.74%)
ウォルマート(WMT) 102.57ドル +1.28ドル(+1.26%)
<ST>
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。