レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/08/21 21:18
前日にトランプ大統領がクックＦＲＢ理事の辞任を要請したが、もし、解任を強行すれば、ＦＯＭＣ委員の構成が大きく変わる可能性があるとの指摘がアナリストから出ている。ホワイトハウスのミラン経済諮問委員会（ＣＥＡ）委員長がクーグラーＦＲＢ理事の任期を速やかに引き継ぐ形で承認されれば、クック理事が辞め、後任人事によって、７名のＦＲＢ理事の中で利下げに前向きな２名のハト派な理事とあわせれば、４票をトランプ寄りに固めることができる。
それはＦＯＭＣ委員全体の構成にも影響を及ぼす可能性がある。なぜなら、持ち回りでＦＯＭＣの投票権を持つ米地区連銀総裁の再任はＦＲＢの理事会の承認が必要だからだという。
ただ、トランプ大統領がＦＯＭＣを掌握する道のりは容易ではなく、法律でもＦＲＢ理事を解任するには正当な理由が必要と定めている。それを行ったとしても、長期化する訴訟に発展し、結果は不透明だとも付け加えた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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