レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/09/10 22:18
*米生産者物価指数(PPI)(8月)21:30
結果 -0.1%
予想 0.3% 前回 0.7%(0.9%から修正)(前月比)
結果 2.6%
予想 3.3% 前回 3.1%(3.3%から修正)(前年比)
結果 -0.1%
予想 0.3% 前回 0.7%(0.9%から修正)(コア・前月比)
結果 2.8%
予想 3.5% 前回 3.4%(3.7%から修正)(コア・前年比)
先ほど発表の8月の米生産者物価指数(PPI)は前月比0.1%のマイナスと予想外の低下となった。低下は4カ月ぶりで7月分も下方修正された。前年比は2.6%の上昇となった。
今回の結果はトランプ関税によるコスト増にもかかわらず、企業は大幅な値上げを控えたことを示している。先行き不透明感が個人消費を抑制する中、多くの企業は過度な値上げが顧客離れを招くことを懸念している。
食品とエネルギーを除いた財の価格は0.3%上昇。一方、サービス価格は0.2%低下した。サービスの内訳は卸売・小売が1.7%低下し、2009年以来最大の落ち込みとなった。7月の大幅上昇の反動もある。発表元の米労働統計局(BLS)によると、8月のサービス価格低下の約4分の3は機械・自動車の3.9%低下に起因するという。
一方、食品・エネルギーを除くコア最終消費財価格は2月以来の高い伸びを示し、特にたばこ製品の値上がりが財価格を押し上げる主要因となった。
明日発表の米消費者物価指数(CPI)は、関税が米家庭にどの程度波及したかを示す見通しで、コア指数は高水準の伸びが続くと予想されている。
PPIの一部の項目はFRBが重視するPCE価格指数指数の算出に使われるが、その部分は8月はまちまちの結果となった。ポートフォリオ管理サービスや航空運賃は上昇した一方、医療サービス関連は抑制的な動きとなった。
なお、食品・エネルギーと貿易サービスも除くPPIは前月比0.3%上昇。生産工程のより早い段階を反映する中間需要向け加工財価格は0.4%上昇した。
株探ニュース
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