レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/09/15 23:22
ウォール街のストラテジストからは、今週のFOMCで予想通りに利下げが実施された後、米国株の上昇が一時的に勢いを失うリスクがあるとの指摘が複数出ている。米株式市場は利下げ期待から最高値圏に上昇しており、「噂で買って、事実で売る」展開になるのではと見ているようだ。
また、利下げ再開により投資家が景気減速の可能性に注目するにつれて、強気ムードが慎重姿勢に取って代わられる可能性があるとも警告している。FRBが利下げを再開したとしても、米労働市場の減速に対処するには不十分だという。
インフレは目標の2%を上回っており、投資家はインフレに対する関税の影響を引き続き見極めようとしている。「短期的なリスクは低迷する労働統計と、市場のスピードへの求めを満たせないかもしれないFRBの対応とのバランスに集中している」とのコメントも聞かれた。それでも株価下落は押し目買いの好機と位置づけており、強気シナリオでは、S&P500が2026年半ばまでに9%上昇し7200に達すると見込んでいる。
別のストラテジストは、株式市場が弱い指標を無視して最高値を更新し続けているものの、FRBが今年初の利下げを実施すれば、この傾向は逆転する可能性があると指摘。「利下げが再開されれば、逆に株式市場は一時的に慎重姿勢に転じ、下落リスクを織り込み始めるだろう。つまり、現在の過度に楽観的な姿勢を再評価する形になる」と述べている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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