レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/09/17 22:01
カナダ中銀政策金利(9月)22:45
予想 2.50% 前回 2.75%
このあと日本時間22時45分にカナダ中銀が政策委員会の結果を公表。90%超の確率で追加利下げ再開が見込まれている。トランプ関税がカナダ経済と労働市場に打撃を与えている証拠が強まっており、その可能性は高いと見られているようだ。
トランプ政権は、北米通商協定に沿わないカナダ製品に35%の関税を課しているほか、鉄鋼・アルミ・自動車・銅など幅広い分野に関税を導入。カーニー首相は報復関税の多くを撤回し、緊張緩和を模索しているが、カナダ経済は輸出減少や不透明感で打撃を受け、成長が停滞している。
雇用が悪化し、7、8月には10.6万件超の雇用が失われ、失業率も7.1%に上昇した。失業率上昇は需給ギャップ拡大を示唆し、今後のインフレ鈍化につながる可能性が高まる。
消費者物価指数(CPI)は約2%と目標付近だが、コア指数は3%近辺に高止まりしており、今後6カ月で関税の影響が顕在化するとの見方も多い。一方、カーニー首相が報復関税の大半を撤回したことで一部のインフレ圧力は後退している状況。
短期金融市場では翌日物レポ金利が政策金利を0.05%ポイント上回る状況が続いており、中銀が預金金利を追加で引き下げる可能性も議論されている。ただ、今回は実施の可能性は低いとも見られている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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