レポート
配信元:フィスコ
投稿: 2025/09/22 16:35
*16:35JST 米国株高や政策期待も支えに最高値更新【クロージング】
22日の日経平均は大幅反発。447.85円高の45493.66円(出来高概算17億1000万株)と史上最高値を更新した。前週末の米国株の上昇や円安を映して値がさハイテク株を中心に買いが先行。じりじりと水準を切り上げ、後場取引開始後に45757.74円まで上値を伸ばした。また、石破茂首相の退陣表明を受けた自民党総裁選がきょう告示され、景気刺激策を発動するのではないかとの期待も相場を支えていたとみられる。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数が900を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、電気機器、石油石炭、化学、銀行、輸送用機器など19業種が上昇。一方、海運、情報通信、医薬品、建設、空運など14業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>が堅調だった。半面、ソフトバンクG<9984>、中外薬<4519>、KDDI<9433>、第一三共<4568>、塩野義<4507>が軟調だった。
米国市場では「米アップルの新型iPhone17の売れ行き好調」との報道や、「トランプ大統領が早期に中国を訪問する」と伝わったことが安心材料になった。こうした流れを受け、東京市場ではハイテク株に値を上げる銘柄が増えたほか、日米の長期金利上昇を背景に融資利ざや改善への思惑から銀行株も堅調に推移した。また、後場取引開始前に米メディアが「米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の関連投資会社が三井物<8031>株を10%超保有した」などと報じられたことで、五大商社株にも投資資金が向かった。
日経平均は反発し、前週末の日銀のETF売却発表で下げた分を取り戻す形となった。国内政局についても、投資家心理は上向いている。また、26日に配当権利付き最終売買日を迎え、権利取りの動きが強まることが想定されるほか、配当落ちに伴う機関投資家などからの先物買いが1兆3000億円規模あると試算されており、目先株価は堅調地合いをたどることが見込まれている。
<CS>
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。