レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/09/26 01:50
ドイツのメルツ首相は、凍結したロシア資産を活用してウクライナに無利子で約１４００億ユーロの融資を行うＥＵの計画に支持を表明した。
ドイツは国際法の観点から資産没収に慎重姿勢を続けていたが、転換を意味する。メルツ首相はロシアに明確なシグナルを送る必要があると主張。「われわれはロシアに負わせる侵略コストを組織的かつ大規模に引き上げる必要がある」とし、資金支援は「ウクライナが数年分の軍事的な耐久力を確保できる規模」でなければならないと論じた。
ＥＵは凍結したロシア中銀の資産を利用し、ウクライナに融資を提供する計画をまとめようとしている。トランプ大統領は今週、約３年半続くロシアのウクライナ侵攻を終わらせる責任を欧州に転嫁させつつあることを示唆した。
欧州委員会とその加盟国は、ロシア資産そのものを没収するのではなく、その償還された資産で発生する利息を使ってウクライナに融資する案で前進していると伝わってた。この案の下では、凍結資産に対するロシアの法的権利は維持する。償還済みの凍結資産により既に約１７５０億ユーロの利息が発生しており、この４分の１はＧ７が主導する別の支援プログラムに利用されるため、残る約１３００億ユーロが融資可能となるとの報道も流れていた。
メルツ首相はロシアがウクライナに戦争被害の賠償金を支払えば融資の資金は返済されるとしつつ、その時まで資産は凍結されるとの方針を説明。
株探ニュース
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