レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/09/30 22:29
国際決済銀行(BIS)によると、世界の為替取引額は1日9.6兆ドルとなり、過去最高を更新した。トランプ大統領の通商政策が極端な通貨変動を引き起こしたたことが背景。BISの3年ごとの調査によると、4月の1日平均店頭取引(OTC)は9.6兆ドルとなり、2022年同月比で28%増加。一方、OTC金利デリバティブの取引は59%増の1日平均7.9兆ドルに急増した。
今回のデータは今年最も荒れた4月の為替相場と重なった。トランプ大統領の「解放の日」関税が4月2日に発表されると、安全通貨としての地位に打撃を受けたドルが急落し、世界の資産市場を揺るがした。
報告によると、ドルは引き続き外国為替市場を支配し、全取引の89.2%の片側に関与。2022年は88.4%だった。一方、ユーロのシェアは30.6%から28.9%に低下し、円は16.8%でほぼ横ばいだった。一方、ポンドは12.9%から10.2%へと低下し、過去3回の調査平均を下回った。人民元は7.0%から8.5%へ上昇し、スイス・フランも5.2%から6.4%へ拡大した。
*外国為替取引の内訳
・外国為替スワップ:3.99兆ドル
・スポット取引:2.96兆ドル
・アウトライト・フォワード:1.85兆ドル
・オプション等:0.63兆ドル
・通貨スワップ:0.17兆ドル
*取引主体の変化
機関投資家との取引が2016年以来初めて増加し、11%から13%に上昇。ヘッジファンドや自己勘定取引会社との取引も7%から8%へ増加した。これに対し、非金融法人との取引は6%から5%に低下し、減少傾向が続いた。
株探ニュース
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