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投資家心理は決して熱狂的で...

投資家心理は決して熱狂的ではない S&P500は上昇を続け得る

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/10/02 04:18

 S&P500は4月安値から34%も急騰した一方、米大手銀の投資家心理指標はほぼ横ばいのままで推移しており、相場上昇が過熱状態に陥っているのではないかと懸念する投資家にとっては安心材料となっているという。

 米大手銀のいわゆる、セルサイド・インジケーター(SSI)は、ウォール街のストラテジストが推奨する米株式への配分を追跡するもので、S&P500が5カ月連続で上昇した9月も55.5%で横ばいだったという。SSIは逆張り指標で、ウォール街が極端に弱気の時に強気シグナルを出し、その逆もまた然り。

 2000年のITバブルのピーク時には、セルサイドによる株式配分は70%超に達し、2007年のピーク時も65%を大きく上回った。これに対して現在の数値は決して熱狂的ではないという。

 米株式市場は史上最高値を更新しているにもかかわらず、ストラテジストたちは配分を据え置いた。これは、労働市場の減速リスクと第2四半期GDPの改善が釣り合った結果だろうと述べている。

 米大手銀の計算によると、現行水準は今後12カ月でS&P500のリターンが13%と健全な上昇を示唆しているという。さらに、過去数十年と比べて指数の健全性が向上していることを踏まえれば、高バリュエーションも必ずしも株価が調整局面にあることを意味しないとも付け加えた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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