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米大手証券ストラテジスト、今回のS&P500企業の1株利益の伸びは第2四半期よりもやや鈍化見込む

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/10/06 21:17

 来週の米大手銀を皮切りに、米株式市場では7-9月期の決算が始まる。それに対して米大手証券のストラテジストは、今回のS&P500企業の1株利益の伸びは、第2四半期の11%増よりも、やや鈍化するとの見通しを示した。ドル安の追い風が弱まったことや、関税負担の増加を要因に挙げている。

 7-9月期は4-6月期よりも、関税が企業利益の逆風になった可能性が高いという。これは導入初期の遅れなどが解消され、実際の影響が出始めたためと見ている。政府の関税収入(関税支払い総額)は7-9月期に930億ドルへ増加。第2四半期は690億ドルだった。

 ただ、7-9月期の大幅な利益拡大は見込みにくいものの、企業は概ね直近の水準に近い利益を維持できると見込んでいる。そのため、市場コンセンサスの6%増の利益成長および4%の売上成長の予想はやや保守的過ぎるとも述べている。

 一方、マグニフィセント7の利益成長の事前予想は、4-6月期に引き続き大幅鈍化が予想されており、ハードルは低く設定されているという。特に、AI需要と設備投資に関する発言が、AI関連銘柄の上昇トレンドを占う上で重要なカギになると指摘した。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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