レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/10/08 04:38
ＪＰモルガン<JPM>のダイモンＣＥＯのブルームバーグでのインタビューが伝わり、ＪＰモルガンは毎年２０億ドルをＡＩ技術開発に投じており、その投資によって年間ほぼ同額のコスト削減効果を得ていると述べた。「ＡＩによるコスト削減効果は数十億ドル規模に上るが、これは氷山の一角に過ぎない」とも語った。
同ＣＥＯはまた、ＡＩが一部の雇用を奪う可能性があると認めつつも、ＡＩがもたらす機会を一貫して強調。同銀ではすでに数百のＡＩ活用事例を有しており、今後さらに増加する見込みだという。また、ＡＩはがん治療の進展や労働時間短縮にも寄与し得るとも述べた。
昨年の株主宛書簡では、ＡＩ技術を印刷機、蒸気機関、電気、コンピュータ、インターネットに匹敵する革新と位置づけていた。
同銀は、数千人の従業員がＡＩ関連業務に従事しており、ダイモンＣＥＯはこれまでに、取引、調査、株式ヘッジ、顧客サービスなどあらゆる業務プロセスにＡＩが組み込まれると述べている。多くの場合、ＡＩは共に働く副操縦士（コ・パイロット）のような役割を果たすという。
同氏は書簡の中で、ＡＩは労働者の生活の質を劇的に向上させる可能性がある一方、あらゆる新技術と同様に一部の雇用は失われるだろうとも述べている。
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